SPIの濃度算で時間がかかる本当の理由
「濃度算は、食塩水に含まれる食塩の量をいちいち計算してから濃度を求め直すので時間がかかる」——そう感じているなら、原因は計算力不足ではなく、濃度の数字だけで答えを出す近道(てんびん法)を知らないことにあります。
食塩の量を出して、全体の重さで割って…って毎回律儀にやってると、1問に3分近くかかっちゃう
それ、てんびん法を使えば濃度の数字だけを見て、10秒で混ぜる量の比が分かるようになりますよ!
てんびん法とは、濃度の数直線上で、混ぜる量が濃度の「差」に反比例するという性質を使った裏ワザです。天秤が釣り合う支点の位置をイメージすると理解しやすくなります。
【例題】てんびん法で「加える水の量」を求める
次のような問題を考えてみましょう。
濃度36%のアルコール溶液225gに水を加えて、濃度9%まで薄めたい。何gの水を加える必要があるか。
ステップ1:3つの濃度を数直線上に並べる
てんびん法では、まず「元の濃度」「混ぜるもの(今回は水なので濃度0%)」「混ぜたあとの濃度」の3つを数直線上に並べます。
ステップ2:支点(混ぜたあとの濃度)から両端までの「距離」を求める
天秤の支点は9%の位置です。両端の濃度(0%と36%)から、この支点までの距離をそれぞれ計算します。
ステップ3:距離の比の「逆比」が、混ぜる量の比になる
てんびんが釣り合うのは、支点から遠い方が軽く(量が少なく)、支点に近い方が重い(量が多い)ときです。つまり、混ぜる量の比は、距離の比の逆比になります。
ステップ4:比から実際の量を求める
溶液225gが比の「1」にあたるので、水の量(比の「3」)は次のように求まります。
よって、加える水の量は 675g です。食塩の量を1度も計算せず、濃度の引き算と比だけで答えが出ました。
ポイント
てんびん法は「支点から遠いほど、量は少ない」という直感的なルールです。慣れないうちは数直線を実際に書いて、支点までの距離を目で確認しながら逆比を取ると、計算ミスなく使えるようになります。
公式は覚えても、本番でとっさに使えますか?
てんびん法は一度理解すると強力な武器になりますが、使う機会が少ないと本番で「あれ、どっちが逆比だっけ」と忘れてしまいがちです。濃度算だけでなく、SPIの非言語は「知っている解法を、本番でとっさに引き出せるか」で得点が大きく変わります。
てんびん法は分かったけど、次に濃度算を見たときにちゃんと思い出せるか不安…
それを解決するのが、Webテストナビの忘却曲線に基づく自動復習機能です。間違えた問題や自信のなかった問題を、忘れかけた頃に自動で再出題するので、てんびん法のような裏ワザも確実に身につきます。
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