倍率数十倍の超難関サマーインターンに、日程が空いていただけで飛び込んだ話
倍率は数十倍、時には100倍近くにも達すると言われる、都内屈指の難関サマーインターン(港区六本木にオフィスを構える急成長テックカンパニー)に参加しました。結果は、3日間のワークで最優秀賞です。
この記事は、海外大学に通う筆者が、そのリアルな3日間を振り返った体験談です。
この記事のまとめ
最優秀賞の最大の土台は、初日にチームの信頼関係を築き切ったことです。そして、超難関インターンの参加者は、仕事も遊びも全力でトップギアに入れられる、癖のある強者ばかりでした。
正直に言うと、応募のきっかけは「たまたま日程が空いていたから」ただそれだけです。企業や業界への強い執着はありませんでした。
それでも飛び込んだのは、選考の面接官や人事の方がとにかく面白かったからです。「この会社の空気感、なんか楽しそうだな」「面接もめちゃくちゃ盛り上がったし、行ってみるか」という直感だけでした。
そこで待っていたのは、価値観と挑戦心を激しく揺さぶる、とても濃い3日間でした。
【Day 1】超難関インターンの参加者は、どんな人たちか。チームづくりに全振りした初日
初日、集まったメンバーを見て、良い意味で期待を裏切られました。いわゆる「東大・早慶の量産型エリート」というより、全国から集まった、癖のある尖った人ばかりだったのです。半分以上が地方出身でした。
特別な活動をしてきた人たちで、頭の回転が速いのは前提です。初日の自己紹介から全員が前のめりで笑いを取りにいき、思わず引き込まれる経験談で、場の空気を一瞬で沸かせていました。
敬語禁止・ニックネーム呼び。グループワークで最初にやったこと
グループが発表されてから、私たちはチームの雰囲気づくりに時間を使いました。
- 敬語禁止
- 呼び捨て、またはニックネーム呼び
- お互いの過去や人間性を深く掘り下げ、本音を出し合う
こうしたルールをすぐに導入しました。
人間関係が苦手でも、リーダーになれた理由
もともと筆者は、コミュニケーションが特別得意なタイプではありません。上下関係のある人間関係にも苦手意識がありました。
でも「このインターンでは、自分を本気で変えてみよう」と腹をくくりました。常に笑顔で、自分から輪に入り、発言を重ねた結果、気づけばチームを引っ張るポジションになっていました。
この初日に築いた本音の信頼関係が、最終的に最優秀賞を取る最大の土台になりました。
【Day 2】豪華な環境と、中間発表2位の悔しさ。深夜に部屋で語り明かした夜
2日目は、最終プレゼンに向けた全体講義から始まりました。印象的だったのは、参加者のオンとオフの切り替えです。
誰も寝ません。全員が真剣な表情でノートを取ります。普段は「陽キャで面白い人たち」が、ワークに入ると恐ろしい集中力を見せました。講義の内容も、世の中のビジネスの構造や企業の思考プロセスを解き明かすもので、気づけば夢中でメモを取っていました。
企業のサポートがすごい。昼食から宿泊まで
企業側のホスピタリティにも驚きました。
- 昼食は、1食2,000〜3,000円はしそうな豪華なお弁当
- ドリンクと高級なお菓子は食べ放題
- 夜は「マックでも何でも好きなものを頼んでいいよ」という太っ腹さ
- 2日目から3日目の夜は、実家から通える人も含めて、全員分の近隣ホテルを企業が全額負担
中間発表は4チーム中2位。限界を認めて切り替えた判断
2日目夜の中間発表の結果は、4チーム中2位でした。1位を取るため、夜7時から議論を続けました。
ところが24時を回る頃には、チーム全体のスタミナが切れ、生産性が完全に落ちていました。他のグループが深夜2時、3時までオフィスに残る中、私たちは「今日は限界だ。一度頭を冷やして切り替えよう」と割り切り、ホテルへ向かいました。
宿で2時間語り明かした夜が、チームの結束を不可逆にした
このインターンのもう1つのハイライトは、宿に帰ってからです。体は限界だったはずなのに、チームの雰囲気が最高で、全員が1つの部屋に集まりました。
コンビニで買ったお酒を片手に「明日も早いのに馬鹿馬鹿しいよね」と笑いながら、熱く語り合いました。気づけば2時間が経ち、他チームがオフィスから帰る時間になっていました。
でも、この泥臭い本音の夜があったからこそ、チームの結束は後戻りできないものになりました。
【Day 3】朝7時の逆転劇。最優秀賞と、一生モノの繋がり
最終日の朝は、昨日の遅れを取り戻すため、どこよりも早い朝7時に六本木のオフィスへ向かいました。
驚いたのは、前の晩に私たちが帰るまで付き合ってくれた社員さんが、朝7時の時点でもうオフィスで待ってくれていたことです。学生の成長にどこまでも本気で寄り添ってくれる姿勢に、胸が熱くなりました。
メンターの手厚いフィードバックを受けながら、スライドを何度もブラッシュアップし、プレゼン練習を繰り返しました。準備を出し切って臨んだ最終プレゼンの結果は、最優秀賞でした。
最優秀賞でも「上には上がいる」と言われた
ただ、フィードバックでは「他の回の優秀賞に比べたら、まだまだ上がある」と鋭い指摘も受けました。上には上がいるという現実と、高揚感を同時に味わった瞬間です。
懇親会で見えた、本当の強者の姿
ワークのあとの懇親会は、一変して最高の宴になりました。それまで真剣に、時には辛辣なほど鋭いフィードバックをくれていた社員さんたちが、お寿司とお酒を囲んで円になり、飲みゲームも含めて全力で盛り上がってくれたのです。
「仕事も本気、遊びも全力でトップギアを入れられる陽キャ」。これこそが、この超難関インターンを突破してきた本当の強者の姿でした。
超難関サマーインターンに参加して得た3つの学び
3日間を振り返って、得たものを3つにまとめます。
- 初日の信頼関係づくりが、その後の成果を大きく左右する。敬語禁止やニックネーム呼びなど、最初にルールを決めて本音を出し合うと、その後の議論が一気に速くなります。
- 苦手意識は、場を選んで変えられる。上下関係が苦手だった筆者も、腹をくくって自分から輪に入り、チームを引っ張る経験ができました。
- 志望度が低くても、飛び込む価値がある。応募理由は日程と直感だけでしたが、一緒に戦った仲間とは今も連絡を取り合い、近々飲みに行く約束をしています。
強いて、もっとこうだったら良かったという点を挙げるなら、他チームのメンバーや別のメンターと壁打ちする時間が、もう少し欲しかったことです。ワークの多くが、自チームの部屋にメンバーとメンターだけで進めるスタイルだったためです。それくらい、あの場にいた全員が魅力的でした。
超難関インターンに挑む前に。選考の入り口で落ちないために
倍率が数十倍から100倍近くになる人気のインターンは、ESやWebテストの段階で、多くの応募者がふるいにかけられます。日程が空いていたから、と気軽に応募するにしても、入り口で落ちてしまっては3日間に参加すること自体ができません。
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Webテストナビに無料でアカウント登録するまとめ:日程が空いていただけで飛び込んだ3日間が、最高のロケットスタートになった
「ただ日程が合っていたから」「面接が楽しかったから」という軽い気持ちで飛び込んだ3日間でした。そこには、属性はバラバラでも、何か強烈な尖りや軸を持った最高の仲間たちがいました。
上下関係への苦手意識を乗り越えてリーダーシップを発揮できた手応えと、ビジネスの本質、そして圧倒的な強者たちに触れた濃密な時間。この熱量を胸に、次の打席にも全力で臨みます。